高校野球部の部活動用ジャンパーのネーム刺繍をほどいている写真
高校野球部の部活動用ジャンパーのネーム刺繍をほどいている写真です。

ネーム刺繍の個人名をほどいて、名前入れ替えの名入れ刺繍プリントするご依頼をいただく事がちょくちょく出てきましたのでご紹介いたします。

正直言うとネーム刺繍は刺繍工場のミシン糸で強く縫っていますからそう簡単にほどけないように頑丈に縫っています。刺繍をほどく場合は、糸と生地の間に糸切りリッパーの先っぽの金具を突っ込みつつ押し上げながら糸を切る。それをピンセットでつまむ。また糸切りリッパーを突っ込むの繰り返しです。注意点は先っぽの金具で生地を傷めないように慎重に突っ込まないといけないです。引っ張り上げる時は、生地ごと引っ張っては破れてしまうので注意しながら作業を繰り返していきます。

(私42才にもなってくると老眼なのか最近は、刺繍の糸を見る時は逆にメガネ無しで見ないと焦点が合わず、なかなかスピードアップが難しい今日この頃です笑)

ほどいた後の商品を見てみると、1度針と糸で生地を貫通させてる訳ですから、小さな穴がポツポツ開いてしまっています。生地が綿素材や綿ポリ混合なら、洗濯する度に繊維と繊維が縮んで穴が気にならなくなってくるでしょう。

しかし、ウィンドブレーカー生地やスタッフジャンパー等のナイロン生地商品の場合は、穴が縮こまる可能性がほぼ無いです。ですが、ほどいた所にそのまま別のネーム刺繍を入れればあまり気にならない程度になります。

もしも気になる場合は、ネーム刺繍をほどかずに、その上からワッペン調の土台の上にネーム刺繍を入れたものを縫い付ければ費用も安く抑える事ができます。ですが見た目がこのような感じにボコッとワッペンを取り付けた感が大きくなるので、見た目が気に入らない方はほどくしかありません。

ワッペン調土台にネーム刺繍を入れて縫い付けた状態
ワッペン調土台にネーム刺繍を入れて縫い付けた状態の写真です。

▼弊社と同じ地元・福知山市にある中学校ウィンドブレーカーを先輩から譲ってもらったものを持ち込んでいただいた時のお写真です。今は言っているネーム刺繍をほどいて、新しい名前を入れられたいとのご依頼をいただきました。↓ほどいた状態の写真をご覧ください。

中学校のウィンドブレーカーのネーム刺繍をほどいた状態
中学校のウィンドブレーカーのネーム刺繍をほどいた状態の写真です。この文字の真上にネーム刺繍を入れ直せば、見た目がキレイに仕上がります。入れ直しているとは分からない状態になる事がほとんどです。このようにコツコツと刺繍ほどいてから、名前を入れ替えるしかありません。もしくは上の写真で紹介したようなワッペン調の刺繍を上から張り付ける方法がおすすめです。

▼弊社の隣町・京都府綾部市の野球チームの方からのご相談です。野球ユニフォームの背中の背番号と背中上部の名前を入れ替えてほしいとの事です。色々と考えながら打ち合わせした結果、野球ユニフォームと似た赤色と紺色生地を用意し、そこに選手名と新しい番号をプリントします。生地の4辺が切りっぱなし状態なので、縫製をいたします。よって、マラソンゼッケンのような形の生地が出来上がります。それを安全ピンで留めて試合に出場されるとの事で了解をいただきました。お話をお伺いしていると、どうやら社会人野球チームでも強豪チームとの事でして、公式戦もきちんとしたユニフォームで出場した方が良いとの事でした。なるほどなと。今回の野球ユニフォームのカスタムは、ある程度の金額が掛かりますので金額的にも大丈夫なのかなぁと思いながらの提案だったのですが、そういった事が理由だったのですね。これなら、致し方ありませんね♪ですが、また他の方の野球ユニフォームにもこの背番号ゼッケンは使い回しが可能ですからヨシとしましょう。試合に間に合うように早急にプリント工場と縫製工場での段取りに取り掛かります。という事で、このように背番号の入れ替えや名前の入れ替えの、良い方法を探しながら良い方向に改善・カスタムが可能です。ご相談お待ちしております。

持ち込みの野球ユニフォーム
持ち込んでいただいた野球ユニフォームのカスタム前の写真です。
京都府立工業高校の体操服のネーム刺繍の入れ替え
京都府立工業高校の体操服のネーム刺繍の入れ替えをさせていただきました。(左胸の校章の下に刺繍で個人名が入っています。)今まではお断りしていましたが、こちらも問い合わせが多いので有料ですが正式に受付開始しました。体操服は良い商品ですから長持ちするので、兄弟やお知り合いから譲り受ける方が結構おられます。府立工業は私の母校ですので懐かしいです♪(ちなみに私は紺色とエンジ色のラインが入ったような体操服だったような記憶があります。全然ボロくならなかったから卒業してからもパジャマ代わりとして着用してたような記憶があります。)

相談事例

・弊社と同じ京都府福知山市にある建設会社様から今持っている作業服3枚の名前をほどいて入れ直してほしいとのご連絡をいただきました。ロゴマークで刺繍密度が高いものだとお断りする可能性が高いですが、通常のネーム刺繍だと職人さんにお願いすればほどく事が可能です。その上から刺繍を入れ直せばほぼ目立たなくなります。

・弊社の隣町の綾部市にある綾部高校の体育ジャージのネーム刺繍の入れ直しをしてほしいとのご相談をいただきました。刺繍ほどき代金がかかるのと、今の刺繍の書体とまったく同じ書体は難しいから似ている書体になるという事をお伝えいたしました。

・福知山高校の体操服ジャージのネームほどきとネームの入れ直しのご依頼をいただきました。キレイにほどいて上から入れ直し作業がんばります。ありがとうございます。

ネーム刺繍の加工料金ページはこちらです。

このエントリーをはてなブックマークに追加